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■ 人工知能(AI)が人間の職を本当に奪うのか?

経営管理会計トピック

この標題に対する答えは「Yes but no.」だと筆者は考えます。奪われる職もあれば、新たに創出される職もあると。テクノロジーの進化と共に、技術的なアプライアンスに対するオペレーターやメンテナンス工の仕事は移り変わるのが当たり前です。だって、今や皆さんはスマホやインターネットで遠隔地でのコミュニケーションを自前で可能になっているので、もう電話交換手の必要性はありませんしかし、一方でスマホに組み込まれる部品の設計やスマホのデザインをする仕事は新たに生まれています。まあ、その作業のひとつひとつも、既にAIの力を活用していることは確かですが。。。

2016/1/12付 |日本経済新聞|朝刊 (経済教室)人工知能は職を奪うか(上)日本、生産性向上の好機に 労働者の再教育カギ オックスフォード大学准教授 M・オズボーン、オックスフォード大学フェロー C・フレイ

「日本の長期停滞が世界的に注目される中で、労働力人口の半分近くはいずれ自動化可能という状況にある。「ロボット革命」にどのように対応していくかが日本経済の命運を分けることになろう。」

(注)日本経済新聞の記事へ直接リンクを貼ることは同社が禁じています。お手数ですが、一旦上記リンクで同社TOPページに飛んでいただき、上記リード文を検索すればお目当ての記事までたどり着くことができます

<ポイント>
● ICTで遅れた日本はロボット革命重視
● 日本の現在の仕事の49%は自動化が可能
● 創造性と意思疎通力要する職業に転換を

まず両氏の持論の紹介から。

「欧米の専門家は、知能と自己学習機能を備え自律的に行動する「スマートマシン」の大量出現で、拡大中の所得格差が一層深刻化するのではないか、また労働需要が全体として減少するのではないかと懸念している。筆者らは、2013年に「コンピューター化の影響を受けやすい未来の仕事」と題する論文の中で、米国の労働人口の47%は今後10~20年以内に自動化される可能性があると指摘した。」

両氏によると、このスマート化による自動化技術が日本の労働力人口に与える影響はさらに欧米より大きいものであると指摘されている。ただその論調には伏線があって、ちょっと表面的に字面を眺めていても、両氏の本意は読み取りにくい文章になっている感があります。

かいつまんで、両氏が日本経済(労働市場)についての考察を踏まえた労働自動化に関する議論をここに振り返ってみます。

あと20年でなくなる50の仕事 (青春新書インテリジェンス)

■ 生産性と人工知能(AI)の関係とは?

とりあえず人工知能(AI)への直接的な言及は避けて、続けて生産性の日米比較から論が起こされています。

「日本の問題点は、省力化技術への投資が少なすぎることであり、多すぎることではなかった。自動化は日本の労働力不足を解消し、長期停滞からの脱出にも貢献すると考えられる。」

日本の労働力の急速な高齢化による減少を指摘されており、その対策として、
① 生産性の急上昇
② 外国人労働者を呼び込む
③ 性の労働参加促進

を挙げられており、後者の②③は政策的に大幅な改善が見られないとされる。残る①については次の統計データによる例証分析が行われる。

「経済産業研究所によると、日本の平均成長率は70~90年が実質4.4%なのに対し、90~11年は0.9%である。成長率低下の大部分は、技術進歩などを映す全要素生産性(TFP)が1.5%から0.2%に落ち込んだことで説明がつく。米国の生産性が急伸した90年代後半になぜ日本の生産性は落ち込んだのか、ということが問題になる。」

両氏は、ICTの進歩によって生産性は上がるはずなのに、どうして最近の日本の生産性は落ちたのか、についての考察が述べられています。米国ではICT分野の大幅な伸びが同時期のTFP向上に大いに貢献したのに、、、という文脈で。

① ICT投資に積極的になるはずのベンチャーが少ない(起業家精神が旺盛でない)
② 「ゾンビ企業」と呼ばれる非効率で債務の多い既存企業への金融支援を続けた
③ 長期雇用を保障しているため省力化技術の実現が進まなかった
④ 日本のICT部門で長期間ソフトウエア技術者が不足していた

散々な評価であります。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

■ ICTがだめだったからスマート化されたロボットで

ということで、ICTによる生産性の向上に失敗したと断じた両氏は、日本が、ロボット大国を目指す(安倍晋三首相は15年、スマートマシン活用を推進する計画(ロボット新戦略)を打ち出した)ことに活路を見出すべきと考えているようです。

「ロボット技術は、労働力不足などの社会的課題を解決するとともに、製造、医療、介護から農業、建設、インフラ保守まで多様な部門で生産性を向上させる可能性を秘めている。」

いつのまにか、AIの話がロボットにすり替わった感もありますが、自動化技術の粋を集めたロボットには当然その生産性を最大化するためのAIが搭載されていることが大前提で文章を読め、ということなのでしょう。

「筆者と野村総合研究所の推計によれば、日本で労働の自動化が進む可能性は極めて高い。近年の機械学習やロボット技術の進歩により、10~20年以内に現在の仕事の約49%が自動化可能だ(図参照)。日本で最も自動化の可能性が高い職業は、鉄道の運転士、会計・経理事務職、税理士、郵便窓口、タクシー運転手、受付などである。自動運転車が公道を走るのはまだ先としても、自動運転技術の一部はすでに実用化されている。」

(同記事添付の自動化が日本の雇用に与えるインパクト図を転載)

20160112_自動化が日本の雇用に与える影響_日本経済新聞朝刊

ここで、スマート化されたロボットによる自動化による生産性向上と失業へのアンビバレントな影響が予測されています。「スマート化」は、現場でセンサによる情報を収集し、ビッグデータと連携し、AIで解析して最適解を再び現場にあるデバイスに返す、一貫したネットに接続可能な機器の特徴であると簡単に考えておいてください。

「今後数十年でスマートマシンの導入が急拡大すれば、日本の労働市場は重大な分岐点を迎えるだろう。労働力不足を解消し生産性を押し上げる効果を期待できる一方で、リスクもはらんでいる。新技術の導入に伴い、労働者が持つ技能の一部は自動化され廃れていくだろう。米国では、コンピューター技術の導入が中間所得層の労働者の消滅、特に未熟練労働者の就労率低下を招くと懸念されている。」

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」

■ スマート化されたロボット全盛時代にどうやって糊口をしのぐか?

ここからは耳タコなお話し。

「今後数十年でスマートマシンの導入が急拡大すれば、日本の労働市場は重大な分岐点を迎えるだろう。労働力不足を解消し生産性を押し上げる効果を期待できる一方で、リスクもはらんでいる。新技術の導入に伴い、労働者が持つ技能の一部は自動化され廃れていくだろう。米国では、コンピューター技術の導入が中間所得層の労働者の消滅、特に未熟練労働者の就労率低下を招くと懸念されている。」

だから、スマート化技術に関連していない人たちがどうすればよいかというと、

「それにはロボット革命と並行して技能開発や訓練に投資することが必要だ。様々な新しい技術が登場しているが、一部の国では高度な教育を受けた労働者の供給も大幅に増えたため、熟練者と未熟練者の賃金格差が縮小している。
特に必要なのは、労働者が自動化される可能性の低い職業に転換できるよう、再教育に力を入れることだ。そうした職業には、創造性やコミュニケーション能力といった社会的スキルを要するという共通点がある。ソフトウエア開発者、判事、看護師、高校教師、歯科医、大学講師などが該当する。」

と、AIやスマート化されたデバイスができないことができる職業人を育てる、またはそういう職業に転職できるように再訓練するという無難でかつありふれた対策。

残念ながら、高度な社会的コミュニケーションを要する職業を就こうとしても、次の2点の問題は避けられません。

① そうした職場でもスマート機器の操作は必須になること
② その大部分の思考手順はスマート化デバイスに置き換えられていること

①については、だってテレビCMでも、学校の授業風景にIT機器(電子黒板、電子ノート、電子教科書)を使った未来予想図的なものを流しているじゃありませんか。裁判だって、膨大なデータベースから代理人に有利な判例を探し当ててくるのはAIにはかなわないし、歯科治療も高い診断技術をもったデバイスの活用なしでは考えられません。

この記事の最後は、

「今後20年間でテクノロジーは日本の労働力不足を解消し生産性を高める可能性を秘めている。日本の労働者がこの「セカンド・マシン・エイジ」に対応するために必要なスキルを身につけられるかどうか、そして日本の起業家精神をよみがえらせて新規雇用を創出できるかどうかは、安倍首相の手腕にかかっている。」

ザ・セカンド・マシン・エイジ

という文章で締められていますが、その一文の前の、

「現在日本は労働力不足に直面しているが、自動化の潜在性は極めて大きいため、新たな雇用機会の創出に失敗すれば失業を増やしかねない。従って日本経済の再生のためには、新技術の導入を奨励する一方で、起業に有利な改革を実行することが欠かせない。」

にあるように、スマート化、AI、自動化、ロボットに強みのある人材育成とその産業を興して、そういうことに適性の無い人たちは、そういう中心的な人に対するサービスで自活できるようになることの方が早道でしょう。極論を言うと、大量自動化ロボットで生産性の高い企業による利益または税金で生活する、ということです。

別に職業に貴賤があるとか、誰もがスマートデバイス関連企業に勤められるように、と言っているわけではありません。例のアメリカのゴールドラッシュ時代に、一番儲けたのは、金を掘り当てた人ではなく、採掘人にシャベルを売った人、という逸話を忘れないように、ということです。筆者ですか? 当然、シャベルを売る人を目指しています。(^^;)

人類を超えるAIは日本から生まれる (廣済堂新書)

人工知能 人類最悪にして最後の発明

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(経済教室)人工知能は職を奪うか(上)日本、生産性向上の好機に 労働者の再教育カギ オックスフォード大学准教授 M・オズボーン、オックスフォード大学フェロー C・フレイhttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/1-e1427893099240.jpghttp://keieikanrikaikei.com/wp-content/uploads/2015/04/経営管理会計トピック1-150x150.jpg小林 友昭テクノロジー人工知能,AI,経済教室,オズボーン,フレイ,TFP,ICT,スマート化■ 人工知能(AI)が人間の職を本当に奪うのか? この標題に対する答えは「Yes but no.」だと筆者は考えます。奪われる職もあれば、新たに創出される職もあると。テクノロジーの進化と共に、技術的なアプライアンスに対するオペレーターやメンテナンス工の仕事は移り変わるのが当たり前です。だって、今や皆さんはスマホやインターネットで遠隔地でのコミュニケーションを自前で可能になっているので、もう電話交換手の必要性はありませんしかし、一方でスマホに組み込まれる部品の設計やスマホのデザインをする仕事は新たに生まれています。まあ、その作業のひとつひとつも、既にAIの力を活用していることは確かですが。。。 2016/1/12付 |日本経済新聞|朝刊 (経済教室)人工知能は職を奪うか(上)日本、生産性向上の好機に 労働者の再教育カギ オックスフォード大学准教授 M・オズボーン、オックスフォード大学フェロー C・フレイ 「日本の長期停滞が世界的に注目される中で、労働力人口の半分近くはいずれ自動化可能という状況にある。「ロボット革命」にどのように対応していくかが日本経済の命運を分けることになろう。」 (注)日本経済新聞の記事へ直接リンクを貼ることは同社が禁じています。お手数ですが、一旦上記リンクで同社TOPページに飛んでいただき、上記リード文を検索すればお目当ての記事までたどり着くことができます <ポイント> ● ICTで遅れた日本はロボット革命重視 ● 日本の現在の仕事の49%は自動化が可能 ● 創造性と意思疎通力要する職業に転換を まず両氏の持論の紹介から。 「欧米の専門家は、知能と自己学習機能を備え自律的に行動する「スマートマシン」の大量出現で、拡大中の所得格差が一層深刻化するのではないか、また労働需要が全体として減少するのではないかと懸念している。筆者らは、2013年に「コンピューター化の影響を受けやすい未来の仕事」と題する論文の中で、米国の労働人口の47%は今後10~20年以内に自動化される可能性があると指摘した。」 両氏によると、このスマート化による自動化技術が日本の労働力人口に与える影響はさらに欧米より大きいものであると指摘されている。ただその論調には伏線があって、ちょっと表面的に字面を眺めていても、両氏の本意は読み取りにくい文章になっている感があります。 かいつまんで、両氏が日本経済(労働市場)についての考察を踏まえた労働自動化に関する議論をここに振り返ってみます。 あと20年でなくなる50の仕事 (青春新書インテリジェンス) ■ 生産性と人工知能(AI)の関係とは? とりあえず人工知能(AI)への直接的な言及は避けて、続けて生産性の日米比較から論が起こされています。 「日本の問題点は、省力化技術への投資が少なすぎることであり、多すぎることではなかった。自動化は日本の労働力不足を解消し、長期停滞からの脱出にも貢献すると考えられる。」 日本の労働力の急速な高齢化による減少を指摘されており、その対策として、 ① 生産性の急上昇 ② 外国人労働者を呼び込む ③ 性の労働参加促進 を挙げられており、後者の②③は政策的に大幅な改善が見られないとされる。残る①については次の統計データによる例証分析が行われる。 「経済産業研究所によると、日本の平均成長率は70~90年が実質4.4%なのに対し、90~11年は0.9%である。成長率低下の大部分は、技術進歩などを映す全要素生産性(TFP)が1.5%から0.2%に落ち込んだことで説明がつく。米国の生産性が急伸した90年代後半になぜ日本の生産性は落ち込んだのか、ということが問題になる。」 両氏は、ICTの進歩によって生産性は上がるはずなのに、どうして最近の日本の生産性は落ちたのか、についての考察が述べられています。米国ではICT分野の大幅な伸びが同時期のTFP向上に大いに貢献したのに、、、という文脈で。 ① ICT投資に積極的になるはずのベンチャーが少ない(起業家精神が旺盛でない) ② 「ゾンビ企業」と呼ばれる非効率で債務の多い既存企業への金融支援を続けた ③ 長期雇用を保障しているため省力化技術の実現が進まなかった ④ 日本のICT部門で長期間ソフトウエア技術者が不足していた 散々な評価であります。 人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書) ■ ICTがだめだったからスマート化されたロボットで ということで、ICTによる生産性の向上に失敗したと断じた両氏は、日本が、ロボット大国を目指す(安倍晋三首相は15年、スマートマシン活用を推進する計画(ロボット新戦略)を打ち出した)ことに活路を見出すべきと考えているようです。 「ロボット技術は、労働力不足などの社会的課題を解決するとともに、製造、医療、介護から農業、建設、インフラ保守まで多様な部門で生産性を向上させる可能性を秘めている。」 いつのまにか、AIの話がロボットにすり替わった感もありますが、自動化技術の粋を集めたロボットには当然その生産性を最大化するためのAIが搭載されていることが大前提で文章を読め、ということなのでしょう。 「筆者と野村総合研究所の推計によれば、日本で労働の自動化が進む可能性は極めて高い。近年の機械学習やロボット技術の進歩により、10~20年以内に現在の仕事の約49%が自動化可能だ(図参照)。日本で最も自動化の可能性が高い職業は、鉄道の運転士、会計・経理事務職、税理士、郵便窓口、タクシー運転手、受付などである。自動運転車が公道を走るのはまだ先としても、自動運転技術の一部はすでに実用化されている。」 (同記事添付の自動化が日本の雇用に与えるインパクト図を転載) ここで、スマート化されたロボットによる自動化による生産性向上と失業へのアンビバレントな影響が予測されています。「スマート化」は、現場でセンサによる情報を収集し、ビッグデータと連携し、AIで解析して最適解を再び現場にあるデバイスに返す、一貫したネットに接続可能な機器の特徴であると簡単に考えておいてください。 「今後数十年でスマートマシンの導入が急拡大すれば、日本の労働市場は重大な分岐点を迎えるだろう。労働力不足を解消し生産性を押し上げる効果を期待できる一方で、リスクもはらんでいる。新技術の導入に伴い、労働者が持つ技能の一部は自動化され廃れていくだろう。米国では、コンピューター技術の導入が中間所得層の労働者の消滅、特に未熟練労働者の就労率低下を招くと懸念されている。」 東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 ■ スマート化されたロボット全盛時代にどうやって糊口をしのぐか? ここからは耳タコなお話し。 「今後数十年でスマートマシンの導入が急拡大すれば、日本の労働市場は重大な分岐点を迎えるだろう。労働力不足を解消し生産性を押し上げる効果を期待できる一方で、リスクもはらんでいる。新技術の導入に伴い、労働者が持つ技能の一部は自動化され廃れていくだろう。米国では、コンピューター技術の導入が中間所得層の労働者の消滅、特に未熟練労働者の就労率低下を招くと懸念されている。」 だから、スマート化技術に関連していない人たちがどうすればよいかというと、 「それにはロボット革命と並行して技能開発や訓練に投資することが必要だ。様々な新しい技術が登場しているが、一部の国では高度な教育を受けた労働者の供給も大幅に増えたため、熟練者と未熟練者の賃金格差が縮小している。 特に必要なのは、労働者が自動化される可能性の低い職業に転換できるよう、再教育に力を入れることだ。そうした職業には、創造性やコミュニケーション能力といった社会的スキルを要するという共通点がある。ソフトウエア開発者、判事、看護師、高校教師、歯科医、大学講師などが該当する。」 と、AIやスマート化されたデバイスができないことができる職業人を育てる、またはそういう職業に転職できるように再訓練するという無難でかつありふれた対策。 残念ながら、高度な社会的コミュニケーションを要する職業を就こうとしても、次の2点の問題は避けられません。 ① そうした職場でもスマート機器の操作は必須になること ② その大部分の思考手順はスマート化デバイスに置き換えられていること ①については、だってテレビCMでも、学校の授業風景にIT機器(電子黒板、電子ノート、電子教科書)を使った未来予想図的なものを流しているじゃありませんか。裁判だって、膨大なデータベースから代理人に有利な判例を探し当ててくるのはAIにはかなわないし、歯科治療も高い診断技術をもったデバイスの活用なしでは考えられません。 この記事の最後は、 「今後20年間でテクノロジーは日本の労働力不足を解消し生産性を高める可能性を秘めている。日本の労働者がこの「セカンド・マシン・エイジ」に対応するために必要なスキルを身につけられるかどうか、そして日本の起業家精神をよみがえらせて新規雇用を創出できるかどうかは、安倍首相の手腕にかかっている。」 ザ・セカンド・マシン・エイジ という文章で締められていますが、その一文の前の、 「現在日本は労働力不足に直面しているが、自動化の潜在性は極めて大きいため、新たな雇用機会の創出に失敗すれば失業を増やしかねない。従って日本経済の再生のためには、新技術の導入を奨励する一方で、起業に有利な改革を実行することが欠かせない。」 にあるように、スマート化、AI、自動化、ロボットに強みのある人材育成とその産業を興して、そういうことに適性の無い人たちは、そういう中心的な人に対するサービスで自活できるようになることの方が早道でしょう。極論を言うと、大量自動化ロボットで生産性の高い企業による利益または税金で生活する、ということです。 別に職業に貴賤があるとか、誰もがスマートデバイス関連企業に勤められるように、と言っているわけではありません。例のアメリカのゴールドラッシュ時代に、一番儲けたのは、金を掘り当てた人ではなく、採掘人にシャベルを売った人、という逸話を忘れないように、ということです。筆者ですか? 当然、シャベルを売る人を目指しています。(^^;) 人類を超えるAIは日本から生まれる (廣済堂新書) 人工知能 人類最悪にして最後の発明現役の経営コンサルタントが管理会計をテーマに情報発信します