■ あなたは、勇気をどれだけ持っていますか?
「勇気」とは困難を克服する活力のことだ。
勇気のない人が困難に出合うと、
人生のダークサイドへと落ちていってしまうだろう。
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人生は、その旅程で何度も困難に直面します。そして、その困難により私たちの共同体感覚がどれほどのものか、常に試されているようなものです。アドラーは困難を克服する活力を「勇気」と呼びました。本書では次のように説明が付されています。
勇気があれば、共同体感覚を放り投げずに持ち続けたまま困難を解決していくことができる。しかし、勇気が足りなければ、困難を乗り越える活力を持てず逃げ出してしまう。共同体感覚を投げ出して、ラクな道、人生のダークサイドへ逃げてしまうのです。それは、犯罪者になることであり、アルコール中毒や薬物中毒患者になることであり、神経症や精神病になることです。
人生の大きな分岐点において、ダークサイドに落ちてしまうのか、それとも困難に立ち向かい、共同体感覚を持ったまま問題を克服して幸せな人生を送ることができるのか。それは自分の心の中に「勇気」を持ち続けることができるかで決まります。
アドラーは自分の人生の中で、自分自身が主役であり続けること、主体性を保ち続けることを大変重要視しています。過去のトラウマや、過去の行動や家庭環境に原因を求め、自分自身の現在進行形の意思決定に責任を持たずに、自分の外に言い訳を見つける人生を酷評します。
「勇気」という大層な言葉を使うのは、あなた自身の人生が幸福かどうかを決めるのは、自分自身の意思とその結果取られる行動の結果が全てであること。そして、幸福な人生を送るための意思決定基準は、より大きな社会集団に所属意識を持つことができ、社会の中に居場所があって、周囲の人との間に、良好な人間関係を築くことができること。それを最重要課題と認識しているからこそです。
私は、「いつでも人は変わることができる」というアドラーの言葉を信じて、毎日、自分を変えることに挫折しては、毎日、自分を変える努力を怠りません。(^^;)
心の中に、ゆらゆらと小さな種火が絶えぬように、毎日、毎時間、自分の人生を幸福にするための「勇気」を持って、世界を眺めるビューを変える、自分の性格を変える、努力を継続しています。それは、心の中に、「勇気」という名の石炭をずっと燃やし続けている感覚です。
あまり、自分が頑張りすぎて、肩に力が入りすぎても、かえって周りの人が疲れてしまう。適度な努力の度合いを現在、鋭意調整中です。(^^;)
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