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(駆ける魂)柏レイソル監督 吉田達磨(中) 2015年3月3日 日経新聞(夕刊)より

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■ 競争・アピールは要らない 「みんなが上を見て成長を」

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いらないものがたくさんあるのだという。柏を率いる吉田達磨は「チーム内の競争はいらない」と言い切る。「隣の人を見るのではなく、みんなが上を見て成長していけばいいんです」
「監督へのアピールもいらない」という。「各自がうまくなる努力をすればいいわけで、監督の目を気にするなんておかしい」
まだある。「規則、罰則もいらない。みんながいいものをつくろうとしたら、自然にいいチームになる」。だから、いわゆるチームマネジメントはしない。
吉田のチームではサッカーそのものが、すべての構成員を束にし、一つの方向を向かせる。いいものをつくっていきたいという思いがチームを一つにする。「倫理観、価値観、サッカー観を共有していくのが僕のチームのつくり方」。倫理観というのはサッカーへの向き合い方と言い換えてもいいだろう。
することはすべてにおいて細かく、スキがない。ルーティン化を嫌い、練習中にもメニューに変更を加え、うまくいかないことへの解決策をポンと出す。「思いついたらすぐやる。いまやりたいと思ったら、それはいま必要なことだから」
おそらく頭を休めている時間はない。涼しい顔をして、激しく心を燃やしている。すべてはサッカーのために。

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経営の世界にも「MBO : Management by objectives (目標管理制度)」という言葉があります。
・細かいルール設定は不要
・「Vision」や「価値観」を共有できていれば、構成員はひとつの方向に自然と皆が向くようになる
・Try & Error 絶えず変化し続けられる組織を作る
・Cool head, warm (hot) heart. A.マーシャル並に
デミング博士は、「組織システムへの理解が欠如した目標管理の実践が組織をあらぬ方向に導く」と警鐘を鳴らされています。
上から押しつける目標ではなく、価値観を共有しているメンバが自発的に自分に課す目標の方が、方向性も正しく、達成に向けた最適の努力も引き出せると思いません?

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