■ 隗より始めよ
You must be the change you want to see in the world.
あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。
（インドの弁護士、宗教家、政治指導者 / 1869～1948）
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似たような言葉が古代中国にも存在します。
隗より始めよ
中国の戦国時代、七国の一つである燕の昭王から凡庸な家臣である郭隗(かくかい)が、「広く世の中から（要は他の六国から）賢者を集めて採用するにはどうしたらよいか」と問われ、「賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重用してください。凡庸な私ですら重く用いられると世の中に広く知られるようになったら、自分（郭隗）よりすぐれた人物が自然に集まってくるでしょう」と回答したという「戦国策」という書物の燕策の故事から、大事業をするには、まず身近なことから始めようということ意味が込められています。
これを援用して、世の中を変えたいと思ったら、あなた自身がまず変わりなさい、という意味と解釈すれば、冒頭のガンジーの言葉とも相通じるものがあるのではないでしょうか。
他人の力頼みで世の中を変えようとするのは無責任すぎるし、自分が望む姿に世の中を変えられるかどうかの着実性にも欠けます。人頼みではなく、最初の一石を勇気をもって自分で投じてはいかがでしょうか。もしだめなら、再チャレンジすればいいだけです。挑んでみるだけはタダです。
一人の他愛もない努力や変化が組織、社会にどんどん広がっていくかもしれませんよ。人は一人で存在しているのではなくて、周囲の人と関係しあって生きています。あなたが行動を変えれば、必ずそれに即応して周囲の環境は少しずつでも変わっていくはずです。その手ごたえがいつ来るか、期待して待とうではありませんか。
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