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(私の履歴書) 王貞治(7)最後の夏 2015年1月8日 日経新聞(朝刊)より 

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■ 甲子園目前で逆転負け 悔しさに進学の意思揺らぐ

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「新チームとなり主将に選ばれた。仲間はたまの休みに新宿などへ遊びに出ていたが、私は冒険話の聞き役に回っていた。主将の自覚とか、硬派というのとは少し違うかもしれない。なんでも一途(いちず)になってしまう私は野球以外のことにうつつを抜かしたら危ないと自覚していたのだ。
この秋、早実は国体出場校に選ばれた。当時の規定で日本国籍でない私は出られなかったが、案外平気だった。自分が外国人であることをそのとき初めて意識したくらい。それだけ父が日本という国に溶け込んでいたのだろう。」

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「一途」。道を窮(きわ)める人の耳には雑音は入らず、雑念で集中力もとぎれない。
チームが国体出場するのに自分だけがその輪に加われない。まだ高校生なのにそれでもケロッとしている(と話せる)。
父が、父がと親を立てるところ、そこにもお人柄が感じられます。
「ピッチャー鹿取」。今ならさしずめ「勝利の方程式」という評価ですが、当時はさんざん叩かれました。
黙々と投げ続けた鹿取さんも凄かったけど、指揮官としても勝利にこだわり、徹底していました。
私も一途にこだわり続けたいと思います。

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