ナポレオン・ボナパルト(9)世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。

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■ 直接的な打撃力は遠からず、間接的で包括的な力に屈する!

There are but two powers in the world, the sword and the mind. In the long run the sword is always beaten by the mind.

世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。

20171016_ナポレオン・ボナパルト

ダヴィッド『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』

(フランス帝国皇帝 / 1769~1821)
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地位や立場、契約を盾に、よく強権発動することで、相手を意のままに動かそうとする人がいます。

そういうハードパワーは、短期的にはたいそう強力で、強制力が働くので、相手を意のままに操れると誤解する素となっています。

相手の立場に立って考えてみてください。強権発動されて、解雇や契約停止をちらつかされて、何かを要求されたとき、現在の立場を守るために、相手にとりあえず「はい、わかりました」と言うでしょ! でも、心の底から臣従していませんよね、決して。

つまり、“面従腹背”の状況がそこには生まれるのです。そうしたいびつな人間関係は、結局は自然な姿に戻ろうと、自然に修復力が働いて、少しでも強権発動者側の立場が弱くなったら、もしくは、いったんはいうことを聞いていた人の立場が強くなったら、そういう砂上の楼閣にあった人間関係や指揮命令系統は直ちに雲散霧消してしまうのです。

孫子にも次のような名言があります。

凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之に次ぐ

⇒「孫子 第3章 謀攻篇 10 上兵は謀を伐(う)つ

つまり、実際に軍隊を運用して城を攻めて敵を破るのは下策。優勢な状況を作り出して、敵が自ら自陣営に下るように心を攻めるのが上策なのです。

実際に軍隊を運営するとコストがかかるし、戦闘に必ず勝利するとは限らず、戦闘に勝利したとしても、相手が屈服するとは限らないからです。それより、相手がこちらに心服して降参するように仕向け、その戦力を自陣営の強化にまるまる生かせるほうがお得に決まっています。

三国志(蜀史)の中で、諸葛亮孔明の南蛮征討(南征)における孟獲を6回捕まえては解放し、7回目に捕まえて、臣従を誓わせたという「七縦七擒(シチショウシチキン)」の逸話は、心を攻めるのが上策であるを地で行く戦略です。

私も、プロジェクトマネージャーという地位を濫用して、メンバに強制的に作業方針を押し付けることはできるだけ避けて、メンバ自らが考えて実践することを支えることを優先してプロジェクト運営しているつもりなのですが、上手に心を攻めることに成功していますかね~。今度、メンバに聞いてみたいと思います。(^^;)

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