■ 最近はやった「GRIT」やり抜く力
一つのことを、一生やり続けられると確信する日がくる。
(米国の実業家、アップル創業者 / 1955~2011)
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ペンシルバニア大学 心理学教授 Angela Lee Duckworth(アンジェラ・リー・ダックワース) 氏によれば、
「グリット」とは、物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力することによって、物事を最後までやり遂げる力のこと
なのだそうです。氏の提唱するものに
「成功と生まれ持った才能・知能は関係ない」
というものがあります。
生まれつき素晴らしい才能や知能を持っているにも関わらず、十分な結果が得られなかった人は世の中にたくさんいます。そういう人は、ただ単に、ご自身のその才能・知能を伸ばすための長期的な、継続的な努力が足りなかっただけの人なのです。ダックワース氏の長年の研究によれば、グリットは生まれ持った才能・知能とは基本的に関連性がないし、同時に、先天的な才能・知能を測る方法としてグリットを用いることもできないのだそうです。
それで、スティーブ・ジョブズの冒頭の言葉を思い出すのです。
鶏と卵とどっちが先か、それは私にもわかりません。「好きなこと」だからずっと続けられるのか、「ずっと続けられること」だから好きになるのか。いずれにせよ、ローマは一日にして成らず。短兵急に手っ取り早い成果を求めた施策は失敗の可能性が高い。逆に、成果が出るまでそのことに専念する。専念するから成功が生み出される。
好き → 難なく続けられる → 成果が出やすくなる → 達成感・満足感が得られる → ますます好きになる → もっと続けることができるようになる → (続く)
えっ、私ですか? 経営管理について自分で考え抜き、周囲の人に共感してもらい、逆にインスパイアされることを望みます。それが生活の糧を得る手段として、経営コンサルタントという生業にもなっている。こんな幸せなことはありません。(^^;)
好きこそものの上手なれ
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