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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(52)一人っ子は人間関係が不得意!?

本レビュー
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■ 一人っ子は人生勉強のスタートが遅くなる!?

コンサルタントのつぶやき

一人っ子は、親の影響を多く受ける。
また、末っ子と違い、きょうだいがいないため、
人間関係が不得手な人が多い。

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本書では、アドラー心理学における子供のライフスタイル(=性格)形成について、親子関係以上に、兄弟姉妹関係が大きく影響を及ぼすと考えるため、「家族布置」と呼ぶ、家系図、家族間の人間関係、家族内の雰囲気・共有する価値観を調べて、本人の内面を分析するそうです。

アドラーによると、一人っ子は、親の愛情を生まれた時から独り占めすることができます。状況は末っ子と似ているのですが、末っ子との決定的違いは、成長後もきょうだい間で親の愛情争奪戦を経験することがないことです。

それゆえ、

わがままで自己中心的な子供になる傾向があります。「自分は常に注目を浴びて当然だ」「手を差し伸べられるのが当たり前で、援助してくれない人は敵である」と考えてしまうのです。
 また、親との関係が濃密であるために、親の影響を強く受けがちです。例えば、親が心配性の場合、子供も自信がなく不安を感じやすい性格になるケースが多くあります。

なるほど、でも自分は長男なのですが、人間関係が不得手なのはなぜ???(^^;)

アドラーによりますと、周囲に大人ばかりの環境で成長するため、大人と幼い自分を比較して、自分の無力さを痛感し、自信が無い性格、依存性の強い性格になりがちだそうです。これは、年の離れた末っ子でも発生しがちな成育環境であるので、ここまで数回に分けて、きょうだいのポジショニング(家族布置)でアドラーが性格診断みたいなことを解説してきましたが、それは、実際のきょうだい状況で性格が決まると言った決定論ではなくて、どういう環境で成長するのか、環境からの影響を大きく受けて、性格形成が左右されますね、ということについて、アドラー流の解釈を提示してくれているわけです。

ですから、第一子や末っ子的な環境で育てば、実際に第一子や末っ子でなくても、そういう性格になりやすいということ、という風にアドラー流の分析を読んでほしいと思います。

だって、長男ですが、私は人づきあいが苦手ですから(そう何度も強調されてもね)(^^;)

よく妻には、「田舎の人口密度の低い土地で生まれ、親戚や友達などとの交流や交友関係が乏しかったから、人間関係に訓練されていない。だから人づきあいが下手なんだよね」と言われてます。(^^;)

でも、頑張って、お客様とお話をするのがメインのコンサルタントの仕事をしている自分って、どうしてこうなったんだ??? 本当に自分でも不思議でたまりません。自己分析としては、自分では人間づきあいが下手くそだと思っていて、他人からはあまり好かれていないんだろうな、と自覚しているのですが、逆に、自分は周りの人を結構好きなんですよね。だから、コミュニケーションが何とか成立している部分があるのかもと、この章を読んで思いました。

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