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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(54)両親が持っている「家族価値」について

本レビュー
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■ 子供は育てられるのではなくて自分で育つのだ!

コンサルタントのつぶやき

子供は両親が持っている価値観を
無視することができない。
全面服従して受け容れるか全面反抗するのだ。
警察官の子供なのに
非行に走ることがあるのは、それが理由である。

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本書によりますと、アドラーは「警察官の子供なのに非行に走る」というあるあるで、本件を雄弁に語っています。その他にも、うんうんと頷いてしまう箇所がありますので、下記に引用させて頂きます。

両親が持っている価値観を家族価値と言います。家族価値は家族の理想であり目標です。例えば「学歴が大事である」「男は男らしく、女は女らしくなくてはならない」「勤勉が第一」「結局はお金がすべて」などがそれに当たります。
 家族価値は両親が共に同意しているものに限らず、二人の間で一致し、統一されていなくても、常に話題になっているものであれば、それは家族価値になります。

私の場合は、「禁欲的である」ことを求められました。おもちゃは、クリスマス・プレゼントとして年一回だけ買い与えられるもの。お小遣いは無しで、欲しいお菓子や本は現物支給が原則。「生きることは我慢すること」と教えられて育ちました。

そしてやがて、自分が子供を育てる段になって、上の娘にはそれをそのまま無批判に適用して、随分とかわいそうなことをしてしまいました。代わりに、その反動で下の息子は甘々で育ててしまいました。(^^;)

しかし、本書では次のようなことも指摘しています。

このように家族価値は子供の価値観形成に大きな影響を与えます。しかし、気をつけなければならないのは。子供の性格が親の価値観により「原因論」的に決まるのではない、ということです。子供は自分の意思で服従するか反抗するかを決めています。常に「自己決定性」を持っている、ということを忘れてはいけません。

ということで、私の躾の方法論や、どんな価値観を持っているかに関わらず、二人の子供は、それぞれの個性を持って、彼らなりに成長しました。お陰様で、私の悪影響から脱出し、自分らしさを二人とも備えています。まあ、親としてだけではなく、人間として問題のある私の人格は、反面教師として二人の子供の成長にプラスに寄与したのだと、子育てが終わった現在、ほっと胸をなでおろしているところです。(^^;)

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