アリストテレス(3)優秀さとは行動によって得られる物ではない。習慣になっていなければならないのだ。

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■ 無意識に習慣化された行動について

We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit.

人は物事を繰り返す存在である。従って、優秀さとは行動によって得られる物ではない。習慣になっていなければならないのだ。

20170830_アリストテレス

(古代ギリシアの哲学者 / 紀元前384~紀元前322)
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話をしていて、こちらの注意をそらさず、要点もしっかりと捉え、聞く耳をもってこちらの言い分を取込んでもらっているようで、実は話し合いが終わってみて、気が付いたら向こうの言い分にYESと言わされているという、熟練の話し手が私の身近に存在します。

その人に、その秘訣を聞いてみたのですが、本人にも分からないそうです。その人は本当に誠実なので、こちらに隠している風には全く見受けられません。おそらく、生産的コミュニケーション、効果的な説得方法について、確実に、過去に研鑽を積まれたのでしょうが、本人は無自覚的にそのスキルを発動させているようなのです。

その芸術ともいえる域にまで達しないと、熟練の話し手とは認定できないのと同様に、スポーツ選手が、素振りやシャドウピッチングなど反復練習を繰り返し、改造フォームを身に着け、プレイ中に自然にその型が発動されるようにならないと、その道の一流にはなれないようです。

一部には気持ち悪いと思われるかもしれませんが、寝床の中で眠りにつくまで、お風呂に浸かっている時、私は、プレゼンテーションの一人模擬(シミュレーション)を繰り返しています。

それは、実際に明日行われるプレゼンの予行演習だったり、いつか披露しようと考えている自分の持ちネタの中のレパートリーのひとつだったりします。つまり、私のプレゼンテーションはごく自然にアドリブなどが入って、その場その場で瞬時に対応していると思われがちなのですが、実は、何度も繰り返し反復練習を繰り返した「反応の部品」の組み合わせに過ぎないのです。

Aと言われれば、Bと答える。Cと尋ねられれば、DとEの選択肢を提示するなど。

まさしく、「8時だよ、全員集合」で、いかりや長介が志村けんのアドリブ連発により、舞台上であたふたしていたのが面白いように、私もアドリブが全く利きません。それでも、一部には脊髄反射のごとく、受け答えしていると評価されることがありますが、そんなことは決してありません。すべて、想定問答集の中にある答えを出しているにすぎません。

こうなったのは、デール・カーネギーの「話し方入門」という本に、大学生の時に出会うことができたから。

いやあ、一冊の本との出会いが人生を変えることの証左だと思います。(^^)

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小林 友昭
小林 友昭
現役の経営コンサルタントです。経営管理の仕組み構築や経営戦略の立案、BIシステムを中心としたIT導入まで手掛けております。
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