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松葉杖を突きながらコロナウィルス対策の在宅勤務で閑散としたオフィス街を行き、共感力について考える

経営コンサルタントのつぶやき_アイキャッチ所感
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松葉杖と車椅子を実体験する

ここ暫くブログ更新が滞った理由に基づき、松葉杖を突きながら、コロナウィルス対策で閑散としたオフィス街を移動しました。在宅勤務で人通りが少なくなった中、良かった点はタクシーを捕まえやすかったこと、悪かった点は、オフィス内の無料コーヒーサーバーが停止していたこと。

どうして松葉杖で移動する羽目になったかはまた別の機会に説明するとして、えっちらおっちら、松葉杖を突きながら、最初はバスや電車で移動してみました。ドラマや映画で見ていたのと、実際に自分が体験するのとでは大違い。意外に、松葉杖での移動は時間がかかるのと、何より、体にとても負担がかかることが新発見。

私の場合は、左足の具合が悪かったので、右足に重心を掛けたことにより、右足の負担が半端なく、最後には、左右どちらの足の具合が悪いのか忘れてしまうくらい。。。そして、松葉杖で支える両脇の痛いこと。

入院中は、車椅子も体験しました。パラリンピックで、車椅子による競技が多いことが、今夏のオリパラ観戦の楽しみのひとつなのですが、自分で車椅子を操縦してみて、実際にその制御が難しいことを痛感しました。バスケやテニス、バドミントンといった車椅子による競技。アスリート達は、それぞれのスポーツ競技の技に加えて、車椅子の制御もモノにしなければなりません。大変さは通常競技の2倍以上ですね。競技の難易度が高いことを実感することができ、ますます観戦の楽しみ観が倍増しました。

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松葉杖で共感力について再認識する

最初は、松葉杖を突きながら、公共交通機関で移動しきることを目標に自宅を出発しました。まず、ノンステップバスが到着。いかに、ノンステップがありがたいか、松葉杖を実際に使ってみないと、普段何気なく利用している機能・仕様が、とてつもなく考え抜かれてデザインされているかを目の当たりにしました。良いですね、ノンステップバス。

そして、松葉杖を突きながら、公共交通機関を利用する際に、とても気になるのが、席を譲る問題でした。席を譲ってもらうことが当たり前で、当然、という気になることができず、おどおどしながら、バスに乗り込みました。自分がバスに乗車することで、席を譲る問題が発生して、車内に嫌な空気が流れたらどうしようかな、と思ったのですが、最初のバスは、乗車と共に、目の前の席が空席になる幸運。もちろん、その席は優先席なので、何の気兼ねもなく、その席に座ろうとした矢先、二つ先の席に座っていらっしゃった、どう見ても80代のお婆さんが、自分に席を譲ろうとするではありませんか。

私は、優しい感じで笑みを浮かべながら(できるだけ穏やかな気性であるかのように振舞って)、「ありがとうございます。大丈夫です。こちらが空きましたから」と伝えて、空席になったところに腰を落ち着けました。

この女性の共感力にとても感銘を受けました。共感力は距離に反比例して減衰していくものかもしれませんか、その女性がもつ個人の共感力が強すぎるために、2つ先の席にまで「席を譲る」オーラが届いたみたいです。感謝の気持ちと共に、自分を振り返って、普段から他人にやさしくすることに慣れているか、乗車時間の間、自問自答を繰り返しました。

また女性に席を譲られる

今度は、電車に乗り換えました。また、「席を譲る問題」が発生するかなと思いつつ、難儀だなと思う自分を励ましながら、開いたドアに向かって、松葉杖をたどたどしく使いながら近づきます。自分としては、すっと、スマートに乗車して、すぐドア脇のスポットに収まろうと意を決します。松葉杖を重ねるように座席横の壁と車両の壁の間に立てかけた矢先、すぐ端に座っていらっしゃたご婦人(50代のご様子)に席を譲っていただきました。

自分的には目立たないようにスマートに乗車したつもりでしたが、すぐに気づかれてしまうんですね。そのご婦人も共感力が人一倍強いのでしょうか。すぐに察知されて、感謝の意を伝えるや否や、別の車両の方に移動されていきました。

たまたま偶然かもしれませんが、(これも偏見だと言われたらすみません、)子育てを終えられたご婦人は、こうやって人を思いやるやさしさというか、相手の立場に立って自分の言動を臨機応変に対応させるための「共感力」に優れていらっしゃるものなんだな、と一人で勝手に感心しきり。

まことに勝手な解釈ですが、自分の経験した範囲では、御老人や足や目がご不自由な方、妊婦の方が電車に乗車されて、近くに立っているのに、気が付かないというのは、よっぽど、目の前のスマホか漫画に夢中になる以外、あり得ないのかなと思いました。自分も、車中でパソコンを開いて夢中にキーボードを叩くときがあり、気が付いたら目の前に妊婦らしきご婦人が立ってらして、急いで、立ち上がって席を譲ることがこれまでに何回かありました。

まあ、普通に座席に座っていれば、大抵は空気感で分かるのかもしれませんね。自分も徹夜明けだったり、ハードワークで疲れて帰途に着いたときなどは、席を譲るやさしさ成分が少なるときもあることは本音ベースで事実です。

情けは人の為ならず

そういう時は、どこまでこの言葉を用いて、怠惰な自分と折り合いをつけるかですね。

あ、この言葉は、結構、世間で誤解されているようなので、下記に文化庁のアンケート調査結果を示しておきます。

文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」

バスに2度も乗り遅れる

かなり移動を重ねると、もういいや、という感じになり、今度はタクシーを使い始めるようになります。たまたま偶然ですが、タクシーの捕まえやすいこと。タクシードライバーの方に聞きましたが、コロナウィルス対策として、在宅勤務を奨励している昨今、人の移動が極端に少ないそうです。

私は、東京駅付近で何度も短距離ですみません、といいつつ、タクシーで移動していました。乗るタクシー乗るタクシー、ドライバーの方は皆、口をそろえて、客が少ないとぼやかれていました。東京駅からは、有名や劇場や美術館など、東京近郊からだけでなく、地方や海外からも訪問客が多い土地柄だそうです。軒並み、そうしたイベント事は中止されていて、タクシー需要が極端に減っているのだそうです。いろいろ、経済ってつながっていて、大変ですね。

そうこうしているうちに、帰路に就くことにしました。電車でも最寄り駅までの移動は、楽に空席にあり付ける感じでしたので問題なかったのですが、最寄り駅からのバスに乗り換える際には、あまり良い心地がしませんでした。

最寄り駅から自宅付近のバス停までは、とあるバス会社の2経路と別のバス会社の1経路の合計3経路の中から、一番待ち時間の少ないものを選べるはずだったので、簡単にバスに乗れると高をくくっていました。

しかし、意外に、いや分かっていたのですが、松葉杖での移動時間で結構かかるものなのですね。停留所が隣同士の2系統に同時にバスが1台ずつ停留していたので、余裕でどちらかに乗れると思い、痛い足を引きずりながら、停留所に近づきます。1台が私の目の前で出発し、乗り遅れた私は、隣の停留所にそそくさと移動しました。すると、そのバスも、私の目の前で出発するのです。

えっ、私は驚きを隠せませんでした。1台どころか、2台続けて、目の前に停留していたバスに乗れないなんて。ありえない!

バスの運転手は、出発前に乗車しようとする客が付近にいないかミラーで確認しているはずです。松葉杖を突きながら、まごまごしている自分に気づかないなんてありえない!

ちなみに、どちらのバスの運転手も男性でした。ですので、共感力に性差は無いと思いたいのですが、この日の松葉杖での移動だけに伴う統計的推定では、「共感力に性差がある」を帰無仮説に基づき、棄却できない感じですね。^^)

あっ、でもタクシードライバーは全員男性でしたが、みんな優しい声をかけてくださり、安全に降車できるようにお気遣いいただきました。ということで、やっぱり「共感力に性差がある」は棄却しておきたいと思います。お騒がせしました。^^)

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