■ 定説は、緊急度と重要性のマトリクスで優先すべき課題を決めるそうです
Do the hard jobs first. The easy jobs will take care of themselves.
まず難しい仕事から始めなさい。易しい仕事は、勝手に片付いていくだろうから。
(米国の実業家、作家、ビジネスセミナー講師 / 1888~1955)
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スティーブン・コヴィーの7つの習慣で、「第三の習慣 重要事項を優先する(最優先事項を優先する)」というものがあります。
● 第三の習慣 重要事項を優先する(最優先事項を優先する)【緊急度ではなく重要度を優先する】|Franklin Planner
このサイトは、「7つの習慣」を実現するためのツール(手帳など)とラーニングを提供するフランクリン・プランナー・ジャパン株式会社のものです。
私も三十代の頃、会社の研修で「7つの習慣」を知り、配布されたシステム手帳を使っていました。
第三の習慣によれば、私たちの人生において大切な事は、第Ⅱ領域に属することであり、意識的にならなければ、勢い、第Ⅰ領域の緊急性が高いタスクで人生のほとんどの時間を使ってしまうことを避けましょう。あなたの人生をより有意義にするための活動は、緊急性より重要性の高い、中長期的な成長のための、豊かな人生を形成するための環境づくりのための課題解決なのですよ。というものです。
確かに、緊急性の高い、締め切りのある仕事に日々追われていると、本当に大事なことを見逃してしまうかもしれませんね。そういう意味で、「7つの習慣」のやり方は、課題を4つの領域に分類して、第Ⅱ領域に分類されるタスクをメモに残して忘れないようにして、いつでも取り掛かれるようにしよう、優先順位を何時でも明確にして、できるだけ第Ⅱ領域の優先順位を高めるように調整しよう、という取り組みになります。
こういうやり方もアリだと思います。もう支給されたシステム手帳は使っていませんが、毎日の行動や目標を手帳に細かくメモするという習慣だけは、本物にすることができ、今でも継続できています。
その上で、自分の意見を上積みさせます。
些末なこと、第Ⅲ領域がポイントだと考えています。周到な準備と計画を実践して、第Ⅱ領域のタスクの優先順位を上げようとしても、必ず壁にぶち当たります。なぜなら、優先順位はどちらかを上げると、どちらかが下がるという相対的なものだからです。
私のやり方は、まず第Ⅲ領域のタスクから片付けるようにしています。これはコヴィー博士と真反対のやり方かもしれません。私の言い分は、第Ⅲ領域の仕事は回避や消滅させることができずに、後回しにしてしまうと、それをTo-DOリストの後ろの方に追いやらねばならないのです。それは、第Ⅱ領域を優先することだけに着目するといいことかもしれません。これが私にとっては大変問題視されるべきことなのです。
というのは、To-DOリストは管理するのに骨が折れます。できれば管理のための管理の手間は省きたいと考えています。
⇒「経営コンサルタントの仕事術(1)画期的なTo-DO管理法とは?」
⇒「経営コンサルタントの仕事術(2)賢い省力型のタスク管理とは?」
⇒「クリティカルパスとレバレッジを意識して仕事してますか?」
究極的に、To-DO管理しないで済むようにするにはどうしたらよいか。それは、第Ⅱ領域の課題が発生したら、瞬時に着手して瞬殺してしまうのです。To-DOリストに乗っけていつかやろうとすると、
① そのことを気に掛ける必要があるので、脳みそのある一定領域を常につまらないことに占有させねばならない
② いつかやるは、いつまでもやらずに放置されてしまう可能性がある
という2つが問題になろうかと思います。
些事をやらねばと記憶または記録している状態自体がコスト・負荷になっていることを忘れないように。
いつかやろうのいつかは永遠に来ないのだと早く悟りましょう。
具体的な所作は、上記の「経営コンサルタントの仕事術」をご参照ください。(^^;)
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