ラルフ・ワルド・エマーソン(7)嫉妬は無知のしるしであり、人真似は自殺行為である。

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■ 徹底的にオリジナリティにこだわる

Envy is ignorance; imitation is suicide.

嫉妬は無知のしるしであり、人真似は自殺行為である。

(米国の思想家、哲学者、宗教家、作家、詩人 / 1803~1882)
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AI技術が喧伝されて、誰もかれもAI批評家になっている昨今、AIに職を奪われないようにするために、高度に社会的なコミュニケーション力が要請されているといわれています。それ以外に、現在のディープラーニングに代表されるAI技術の系統で置き換えられにくいスキル、言い換えれば、数学的な論理性、確率、統計処理では代替できないスキル、具体的には人間の感情を扱うスキル、教師データが無い領域での判断業務スキル、リアルタイムに臨機応変の対応を必要とするスキルからなる職業は、現在のAI技術に職を奪われにくいと言われています。

これを、AI系のテクノロジーの専門用語を全く使わずに説明すると、人間本来、もっと突き詰めると、あなた自身の「オリジナリティ」は何かを自分自身に問うた時、あなたのオリジナルなスキルとして、何が見つけられましたか?

あなたが「できること」が、AI技術を持ち出す前に、他の誰かに代替されるスキルや経験だったのならば、おそらく、それらは簡単にAI技術に代替されるものと考えて間違いはありません。

来るべきAI技術全盛時代を迎えるにあたり、今一度、あなたのスキル・経験を棚卸してみてください。身近な人、思いつく人に簡単に代替されるものだったら、あなたの職業人としての労働の糧は絶たれる可能性大です。

それゆえ、人真似は自殺行為というのは、オリジナリティが無いスキルには労働市場で値がつかないか、値がついてもAI技術による低コストに瞬時に収斂されてしまうので、生きる糧がその労働からは得られない状態を招いてしまうからです。それはあなた自身の死活問題なのだという意味で捉えてください。

それに加えて、ちょっと想像してみてください。そういうあなたと同じ状況に他の人が直面もしているということを。あなたが抱えている上記の葛藤は、同じように周囲の人も抱えているのではないでしょうか。そうすると、表層的に、自分にはできないことができるAさんのことを羨ましい、妬ましいと感じていたとしても、その自分にはできないスキルそのものが、AI技術で楽に模倣され得るものだとしたらどうでしょう?

そんなスキルや経験はいくら豊富に身に付けていたって、いずれ労働市場からAI技術の進展に伴って、破壊的なスピードで駆逐されます。だから、他人の●●ができる、について嫉妬を感じているのは、自分が置かれた状況に対する無知を披露しているのと同じなのです。

19世紀に生きたエマーソンが言った言葉の意味を、AI技術で労働市場から駆逐されるスキル・経験に嫉妬する暇など現代人に与えられてはいないという意味的解釈ができる能力は、現在のAI技術の系譜のものがどんなに進化したって、人工知能が持ちえないものなのです。

「意味」を考える人間になり、意味を考えることに得られる「知見・判断」を他人に提供できるスキル。これこそが、AI技術全盛時代であっても、あなたが労働市場から駆逐されないための、最低限の防波堤となり得るのです。

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