朝令暮改のトップページのスタイル変更
世の中には良い朝令暮改と悪い朝令暮改があります。朝令暮改とは、「朝に出した命令を、日暮れにはもう改変している」という意味で、法律や政策に一貫性がなく、あてにならないさまをいいます。
サイトリニューアルに12/8から取り組み始め、12/11に「サイトリニューアル 第一期工事 完了報告」なるものを告知しました。そこでは、これまでの方針を180度変え、ホームページ(トップページ)を「マガジンタイプから、ブログタイプに変更します」と宣言しました。
しかし、古くからの複数ユーザから「もともとのマガジンタイプのほうが記事が探しやすい」という声が寄せられました。そこで、急遽、旧来からのスタイルであるマガジンタイプに回帰させていただきました。
これからの記事検索の効率性アップや、ユーザビリティ向上のため、ホームページ(トップページ)の構成について、今一度、アナウンスをさせてください。
ユーザの声を聴き、不都合をすぐに修正しましたので、これは一応、良い朝令暮改ということでご容赦ください。(^^;
マガジンタイプとブログタイプの違い
人によっては、ブログとサイトを別のものと断じている定義もあります。ゆる~く、その辺を区分してから本題に入ります。
ブログは、ひとつまたは複数のテーマで、日記風につれづれなるままに記事を書いていくスタイルです。最初から、書くものの対象や範囲を決めてかからないで、まず書くことから始める傾向が強いといえます。
筆の進むまま(現代風に言うと、キーボードの進むまま)に記事を連載していって、場合によっては、後付けでカテゴリ分けをしたりします。この時のカテゴリ分けも、好みによりますが、ひとつの記事に複数のカテゴリを割り当てることがあります。
ですので、ブログの場合、自ずと、ホームページ(トップページ)は、時系列に沿って、投稿された記事が並んでいることが多くなります。今回のリニューアルでは、まさしく、そういう方向で、ホームページ(トップページ)のスタイルを変えようとデザインを試行錯誤しました。
一方で、サイトは、ある程度事前にコンテンツの編集方針やレイアウトや分類、展開の仕方が意識的に整理されて構成されることが多いように見受けられます。その場合、ホームページ(トップページ)はある程度、種類分けされて表記されることが多く、その整理された記事の見せ方のひとつに「マガジンタイプ」というものがある、とゆる~くお考えください。
私の場合は、記事を書く前からある程度、ジャンル分けを意識していたので、どちらでも対応できました。そして自分の好みとして「マガジンタイプ」を選択しました。新聞や雑誌を読むことが大好きだったので、無料ブログ環境サービスであるFC2から、有料ブログ環境(ドメインを自分で取得しています)に移った際に、本格的な「マガジンタイプ」のホームページ(トップページ)を構築したわけです。
ここで新旧のホームページ(トップページ)を比較
12/13の再改変する前のホームページ(トップページ)では、以下のように、ブログ記事が直近のものから、下に行くにしたがって時系列をさかのぼるように、投稿日を基準に降順で並んでいました。
これに対して、12/13の再改変では、旧来(WordPressテーマがPoseidonだった頃)の通り、ジャンル別(カテゴリ別)に配置されるようにしました。
このように、ホーム画面(トップ画面)上に適切な粒度で、カテゴリ別に整理されたブログ記事、会計基準などの原文参照コンテンツ、ビジネスノート(筆者の公開サブノート)、各種テンプレートのダウンロードページなどをチェックできるスタイルになりました。
プラスアルファのユーザビリティを目指して
せっかく元の「マガジンスタイル」に戻すためにけっこうな作業工数をかけるので、旧来よりもっと直感的に分かりやすく情報をお届けしたいということで、コンテンツ自体は飛躍的に増えてはいませんが、アクセスの容易化(複数の導線を伝って思い描いた記事への辿り着きやすさ)の工夫をしてみました。
- ブログ記事だけでなく、固定ページのコンテンツもマガジンスタイルで一覧化
- 各カテゴリページ、新着記事リスト・人気記事ランキングの活用
- 右サイドバーにショートカットメニューを設定
1. はご覧いただければ分かりますので、ここでは2. と3. の補足説明をさせていただきます。ブログ記事のカテゴリページの階層化の分かりやすさと、各カテゴリ内での人気記事のランキングがチェックできるようにしました。
自分で自分の首を絞めているのかもしれませんが、すべてのカテゴリで、アクセスが集中している人気記事を、①本日、②1週間、③1か月、④全期間の4つの時間軸で確認することができるようになりました。これで、どのトピックが旬で、どのトピックが息が長いテーマか一見で分かります。
各カテゴリはこれまでは機械的に作成される集計ページだったものを、今回採用させていただいた Cocoon というWordPress テーマが痒い所に手が届く仕様だったので、カテゴリページを見ごたえのするページに蘇らせることができました。これから、この各カテゴリページのより一層の充実化を図っていきたいと思います。
次に、右サイドバーにあったブログ記事のカテゴリ別集計の見せ方にも注意を払いました。
おまけ
今回の記事がずっと「ホームページ(トップページ)」というふうに、2つの言葉を併記させていたことにお気づきでしたでしょうか。
従来「ホームページ」と呼んでいた、とあるサイトに飛んだら最初に目に入るページは、そのサイトの構造上、一番上にくることが多いことから、次第に「トップページ」と呼ばれることも増えてきました。
その結果、ホームページという言葉のイメージが徐々に変容してきて、Webで構築される内部リンクの集合体である個人や組織が立てているサイト全体を指す意味でも「ホームページ」という言葉が使われ始め、現在はその混乱の渦中にいる感じです。
ちょっとダサい(という用語を選ぶところがダサい)のですが、本サイトの一番上のくるホーム画面の表題をしばらくの間、「経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く経営管理会計のホームページ(トップページ)」という表現にしておきます。そのうちに、いい感じに修正していきたいと思います。
蛇足 まだブログを始めていないけれど現在検討中の人、またはブログ初心者の人で、WordPress のテーマ選びに迷われている方がいらっしゃれば、下記サイトもご参考ください。こういう風に世の中では分類されていて、評価する視点はこうあるべきなのかと合点がいきました。
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