■ あなたのライフスタイルはコモンセンスに沿っているか?
幸福な人生を歩む人のライフスタイル(=性格)は、
必ず「コモンセンス」と一致している。
歪んだ私的論理に基づく性格では、
幸せになることはできないだろう。
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ライフスタイル(=性格)は千差万別、十人十色です。しかし、幸福な人生を歩む人に共通する特徴と、逆に不幸な人生を歩む人に共通する特徴は存在します。それはコモンセンス(共通感覚)と合っているかどうかです。
ここでいうコモンセンスとは、
「個人にとっても組織や家庭などにとっても、共に受け容れられるような意味づけ」
辞書を引くと、コモンセンスは「常識」と訳されていますが、アドラーは、
「コモンセンスが必ずしも常識と同じであることは無い」
と言っています。
その真意は、次の例証に現われています。
「子供は学校に通うべき」というのが世の中の常識だが、もしも学校でひどいいじめに遭っているようなら、無理していくことはない。この場合は、あえて学校に行かないことがコモンセンスなのだ。
アドラーは、これに対比して、「私的論理」という言葉を提唱しています。これがアドラー流の「コモンセンス」の反対語で、「個人にとってだけしか受け容れられない、共同体では受け容れがたい意味づけ」を指します。
歪んだ「私的整理」だけで生きていては必ず人生どこかで行き詰まります。今からでも遅くありません。ライフスタイルをコモンセンスに沿った形に改めていきましょう。それが幸せに生きるための方法なのです。
どの共同体の中で生きていくか、その選択から始めるべきかもしれませんが。それはまた別のお話し。
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