■ “効率”と“生産性”至上主義からの脱却
キャンプでいろいろと試すことは、
ムダではありません。
ムダなことを考えて、
ムダなことをしないと、
伸びません。
(プロ野球選手、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐 / 1973~)
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効率 = Output ÷ Input
生産性 = Output - Input
“効率”は、投入資源の成果への転換率を上げること。
“生産性”は、所与とする投入資源単位当たりの成果の発揮を最大化すること。
どちらも、一分の隙や余裕も与えない厳しい業績評価指標となります。これは企業経営でもいえることで、目の前の利益(期間損益)を最大にして、株主に分配する配当金をひたすら増やすためには、新規の事業育成のための投資を取りやめて、その分、社内に留保された利益の中から配当金に優先的に回すことで、株主期待に最大限に応える、とする意見や、それを要求する株主が一部で目立ちます。
人も企業も、ハンドルの遊びというか、余裕や冒険をしないと、次の飛躍的な成長が望めません。ましてや、野球選手が春のキャンプで試したいことを試せないとしたら、次の技術向上は生まれないでしょう。
当然、春のキャンプで厳しい選抜競争があることは承知しています。しかし、大相撲の世界でも、“10年先の稽古”という言葉があります。今、地力をつけないと、近い将来、周りのライバルに立ち遅れる可能性が高い。目の前の勝利を採るか、将来の成長と成功を採るか。
これは私自身にも言えることです。現在、複数のクライアントを抱えて、毎日、コンサルティングサービスに追われる日々を過ごしています。読みたい本(読まねばならない本)が机の上に、50冊ほど平積みされている山が2つほど、形成されています。(^^;)
インターネット検索ソフトには、まだ目を通していないBookmark が三桁を越えました。このままでは成長が止まってしまう。その危機感からくる焦りと、目の前のクライアントの顔を思い浮かべ、頭を悩ませている今日この頃です。
えっ、アニメ視聴時間は別腹ですがなにか?(^^;)
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