■ 目の前の仕事でいっぱいいっぱいのあなたへ。目標を見つけられないあなたへ。
Life is what happens to you while you’re busy making other plans.
人生とは、人生以外のことを夢中で考えているときにあるんだよ。
(英国のミュージシャン、ビートルズのリーダー / 1940~1980)
——————————————————-
3月期決算の会社は、この4月、新入社員受け入れや組織変更、そして人事異動と、慌ただしく、人の出入りも激しいことかと思います。そして、人事考課の面談とか、各種、面談制度(メンタリングや助言制度、チームディスカッションなど)で、自分語りをする機会が多かった時期です。
そこで、上位者の方は、若者たちにどんな励ましの言葉をかけてあげられましたか? そして、若手の皆さんは、カウンセラーや上司たちからどんな言葉をかけてもらいましたか?
中には叱咤激励、懐柔、ごますり(部下へのこれが最近は横行しているように見受けられます)など、いろんな種類の言葉が飛び交ったのだと推察します。
真面目な若者であればある程、仕事って何だろう? 人生って何だろう? と思考を巡らせ、解の出ない迷路にはまり込んで、いらぬ時間を浪費する様を目にします。大抵の場合は、そのまま放置することにしています。遠回りすることも、長い目で見れば、その人の糧となると信じているからです。
ですので、ここでの言葉は、あくまで、できるだけ遠回しに、参考程度になればいいなと思ってつらつらと書いているのですが、
目の前の仕事でいっぱいいっぱいになって、次に何をすればいいか分からない、中長期的な目標設定が思いつかない、という人がもしいたとしたら、視点を変えて、目の前の仕事からではなく、家族の中の自分、地域社会の中の自分、幼い時にこういう大人になりたいなあと思った自分、ちょっと仕事で四苦八苦している自分とは違う人格を持った人として、これからどうすればいいんだろうと考えてみては如何でしょうか。
また、どんなに将来予測のことを考えても、中長期の目標が見つからない、思いつかないという人がもしいたとしたら、その時こそ、今現在、与えられている仕事を一心不乱にやり遂げようと、脇目も振らずにその課業(タスク)に集中するべき時です。目の前の仕事も一人前にできない人に、将来展望を考える余裕は生まれないでしょう。それは、思考のための時間的余裕という意味ではなく、現在地点から将来地点のことを考えるだけの、精神的余裕、視野の広さ、時間軸でモノを考えられる思考のクセ、といった能力そのものが、目の前の仕事を片付ける中で、十分に育成されていないからです。
つまり、目の前の仕事で修練を積んで10レベルを上げたなら、10レベル分だけ将来が見えてくるのです。なんだか、RPGみたいな説明になりましたが、実現世界でも同じだと私は信じています。(^^;)
コメント