ガンジー(10)平和への道はない。平和こそが道なのだ。

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■ 何を信じて、どう行動するか?

There is no path to peace. Peace is the path.

平和への道はない。平和こそが道なのだ。

(インドの弁護士、宗教家、政治指導者 / 1869~1948)
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この名言ほど、ガンジーの生き方を表しているものはないという程以上に、これ以上に人生の生き方を説く言い方を寡聞にして知りません。あなたが何かを目的として定めて行動を起こすとき、その目的が今なしている行動の結果だと考え、いつかこの言動の成果として目的が達成されると考えるのは本当に正しいのかということを突き詰めて考えさせる名言だと思います。

禅問答のようですが、それよりはるかにシンプルで分かりやすいとも思います。

それは、何かの目的のために行動を起こすのではなく、起こした行動の結果として目的が達成されるのでもなく、その行動そのものがすでに目的を達していると考えるのです。つまり、平和のための行いは全て、既に、平和を実現している、と考えるのです。

仮に、あなたが誠を持った人間になりたいと思い、嘘をつかない、人に親切にする、という心がけを持ったとしましょう。その瞬間からあなたは心根に誠を抱く人物になっているのです。次の朝起きて、人と交わり、その通りの言動をとったとしたら、既にあなたは誠を心に抱く人間となったのちに、思いを実践に移しただけということです。

上記の言葉を、平和以外に求める道はないし、平和でない状態が現存すること自体認められないのだ、と解釈し、平和至上主義を代弁した言葉に過ぎないという解釈もできましょう。そういう解釈もありです。しかし、私は自説の方を支持したい。

南宋の儒者陸象山によって唱えられ、明の王陽明に引継がれた儒教の中には、

心即理

という言葉があります。心の動きはそのままにして天性を表し、普遍的な理をそのまま表すのです。別の言葉で喩えるなら、明の王陽明が提唱した、

知行合一

「知」はすべて「行」を通して成立し、と同時に「行」を通してしか「知」は成立しえない。にも通じる考え方です。

すみません、後半は儒教の教義の解説となり、少々肩苦しくなりました。(^^;)

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小林 友昭
小林 友昭
現役の経営コンサルタントです。経営管理の仕組み構築や経営戦略の立案、BIシステムを中心としたIT導入まで手掛けております。
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