■ あきらめる前に本当に手を尽くしたかを振り返ってみよう!
青春ぜんぶ懸けたって強くなれない?
まつげくん、
懸けてから言いなさい。
(出典:@末次由紀 講談社 単行本2巻、アニメ第1期 第7話)
(原田秀雄|ちはやふる)
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競技かるた(百人一首)で圧倒的な強さを見せる主人公を含む同級生たちを見て、メインキャラの一人が思わずつぶやいた一言に、師匠がかけた言葉。
青春全てを競技かるたにかけている人達の中から、圧倒手に強い競技者が登場しているのは当たり前。一生懸命にやっている人たちの中から選ばれた才能のある人だけが飛び出てくるのです。この順番を間違えては決していけないのです。まずは頑張ってみるのです。すべての手を尽くして努力してみるのです。その中で自分の才能に気づいたり、さらに高みに到達できる術が身に付いたりする、というものです。
予め才能があったり、天性の強みがあるから頑張って花を咲かせるのではないのです。頑張った先に、努力した先に、一生懸命に精進した先に、一筋の光明が射すのです。これでできるのではないかと。
やっても、試してもいない前に結果は決して出ないのですよ。努力した結果、それが期待したものかどうかは置いといて、自らあがいた人にだけ結果が出るのです。
さて、自身の仕事の話に引き付けて考えると、時間もない、解決策も思いつかない。追い込まれたとき、目を瞑って、じっと考え抜きます。そして、パワポ画面上で、図形やテキストをいろいろといじっていきます。七転八倒します。自室での作業の場合は、布団の上で寝転がったり、冷たい水で顔を洗ったり、自分をとことん追い詰めて、アイデアを絞り出していきます。
そうこうしている間に、臨界点を迎え、パッとアイデアが閃き、その後は、時が過ぎるのも忘れる感じで、何枚もスライドを立て続けに仕上げていきます。
きっと何をやっても、結果が出ない時って、ダムに水を貯めている最中なのだと思います。あなたのダムの高さが高ければ高い程、水面が上がりきって、放水する前に時間がかかるものなのです。
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