コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(36)三本指の法則 - 何かを指さしているとき、残りの3本指はどこを向いているか?

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■ その手の中に握られている指はどこを向いているか?

このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。

G.W.ワインバーグ氏の公式ホームページはこちら(英語)

コンサルタントたるもの(こういう言い方は不遜な物言いかもしれませんが、本書でこう表現しているもので)、クライアントの「転嫁法」の試みに引っかかってはいけません。

⇒「コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(35)転嫁法 - 情緒的なレッテルを貼って注意をそらす

転嫁法とは、自分自身が置かれた状況から注意を逸らすために、情緒的な色合いの強い言葉でその状況にレッテルを貼ることです。人手が足りないことをマネージャーの責にするために、予算不足と言い立てることもできますし、同時に、マネージャーの立場からは、現場の力不足だとして、効率的に仕事の割り当てがなされていないと表現することもできるわけです。

そうした情緒的な言葉を用いた「転嫁法」に引っかからないために効果的な方法のひとつに「三本指の法則」というのがあります。これはワインバーグ氏が中国のことわざからとったものだそうです。

自分が誰かに指を向けているときには、あと三本の指が指しているものに注意。

誰かが何かを指して、人差し指をかざしているとき、その手にある残りの指はどちらの方向を向いているでしょうか。おそらく、てんでばらばらの方向を指し向いているか、手に握られていることかと思います。

その指の向く先をよく観察すること、それは物事を常に多面的に見ること忘れないとする心がけの問題となります。それは、あなたを指向性の強い(情緒的な)状況へ仕向けるためにする相手の言動に一時的でも惑わされない、不動の心を持つための秘訣ともなるわけです。

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小林 友昭
小林 友昭
現役の経営コンサルタントです。経営管理の仕組み構築や経営戦略の立案、BIシステムを中心としたIT導入まで手掛けております。
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