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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(32)

本レビュー
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■ 「ライフスタイル」は、赤ん坊が言葉を覚える前からすでに作り始められている!

コンサルタントのつぶやき

人はライフスタイルを10歳くらいまでに
自分で決めて完成させる。
そして、それを一生使い続けるのだ。

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私たちは子供時代に家庭を中心とした社会の中で、自らが望む地位を手に入れようとします。そのために、相手の注目や愛を得ようと様々な試行錯誤を繰り返します。最初は親にストレートに注目や愛場を求めようと、ストレートな感情をむき出しに、言い方を変えれば素直に、ただ純粋に愛だけを求めて行動するものです。しかし、それがうまくいかないことに気がつくと、今度は怒りを表すことで無理矢理、親を含む周りの大人の愛情を手に入れようとするかもしれません。あるいは、自分がたいそう弱い存在であることをアピールして哀れみや同情を求めようとするかもしれません。また、つとめて陽気に振る舞い、これまた注目を集めようとするかもしれません。とにかく、子供は、周りの大人、さらに同世代の仲間からも注目を集めていないと満足できない性向があるようです。

私も、小学4年生の時、担任の先生が強く関心を示してくれた話題を何度も何度も繰り返し、呆れた担任にこっぴどく叱られた思い出があります。このように、私たちは試行錯誤を繰り返し、その中で、「こうすると、相手はこう反応するのか」「これはうまくいった」「これは関心を引くのに失敗した」と学習していくのです。そうやって、出来事に対する対処方法の指針をひとつずつ蓄積していきます。

その繰り返し学習から、例えば、
「自分は陽気に振る舞っていてもうまくいかないな。そんなことをするよりもメソメソと泣くことで弱さのアピールをした方がうまく注意を惹きつけられるぞ」「自分は守られるべき弱い存在なのだ」などといった考えを固定化させていきます。そして、その結果、先に挙げたライフスタイルの中核となる自己概念や世界観、自己理想が形成されていくのです。

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