ビル・ゲイツ(3)自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。

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■ 唯一無比の存在について

Don’t compare yourself with anyone in this world… if you do so, you are insulting yourself.

自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。

20180417_ビル・ゲイツ

(米国の実業家、マイクロソフト社の創業者 / 1955~)
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この様な言説は、ある種の人間たちを奮い立たせ、まだ同時に、ある種の人間たちを増長させ、鼻持ちならない存在に仕立て上げます。解釈の仕方とその言葉を受け止める器の大小が問われる言葉です。

特に、自分自身のスキルと経験が売り物の経営コンサルタントはその最右翼となり得る存在といえましょう。

経営コンサルタントは、他社と比べ、自分自身の得意領域が無いと、厳しい競争の中で生き残ることはできません。また、その得意領域でも、抜群の差別化が図られていないと、クライアントから優先的なご指名を受けることができないのです。

並みの経営コンサルタントならば、クライアントが抱くこれくらいはやってくれるだろうという期待値や、何としてもクリアしてほしい課題解決スキルに長けているだろうという点について、相対的に優れているかどうかで、選択的に選ばれて、JOBにありつきます。

イケてる経営コンサルタントは、彼自身が持っているスキルと経験の組み合わせが、他者とは比較にならない品揃えになっている、私の言葉でいうところの、自分ポートフォリオが際立っているので、他の経営コンサルタントと相対的に比較されて選ばれるのではなく、絶対にこの人に仕事をお願いしたいと、名指しで指名を受けて仕事の依頼が舞い込むのです。

同じ試験科目で、平均点以上を採って、比較優位論的に、市場で選ばれるコンサルタントになる場合は、相対的に、誰かと比べてどれくらい優れているか、より与えられた課題解決にスキルセットがマッチしているかで取捨選択されます。

冒頭の言葉は、そういうある種、無間地獄のような競争構図から抜け出し、他者比較されない絶対的な価値を持つ人間におなりなさい、というありがたいお言葉と受け止めることができます。

しかし、ここで勘違いする人が出てくることも事実です。プライドばかり肥大化して、鼻持ちならない人間になって、「俺の真価は普通の人には分からない。誰でもない俺自身の特化した価値を持っている。俺が売れないのは、クライアント(あるいは上司)の目が曇っているからだ」と思い込んでいる人も知り合いの中にはいます。

ゲイツのこの言葉も、パイオニア、スペシャリスト、プロフェッショナルとして、大切な資質を指摘した含蓄のある言葉であることも事実なのですが、これを曲解して、鼻持ちならない人間になっている人も少なからずいることも事実です。

パイオニア、スペシャリスト、プロフェッショナルになるためには、自分ポートフォリオを持っている、受動的ではなくて能動的に活動する、高い志を持っている、等が条件となり得るでしょうが、世の中で評価される = 仕事として報酬と名誉と地位が得られる ためには、自分の持っている能力(Can)が世の中から求められているかについて、するどい嗅覚も必要になります。

社会に必要とされている、世の中から引き合いがある、誰かの生活に貢献することができる、という確信があればこそ、他者にはない、自分だけのポートフォリオ価値の増進に安心して邁進できるというものです。

自分ならではの価値を出すには、広い視野を持って、世の中にどうやったら貢献できるのかを考え、価値増進の努力と同量の貢献心を養う必要がある。そう考えています。

貢献意欲がある人は、自分ポートフォリオの品揃えを決して間違ったりしないからです。

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