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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉(53)子供は親を真似て成長する!

本レビュー
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■ 子供は親の背中を見て育つ

コンサルタントのつぶやき

身振りや話し方が親に似るのには理由がある。
子供は親を真似ることで親の権力を手に入れようとし、
結果として本当に似てくるのだ。

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本書によりますと、アドラー視点では、子供が親に似るには遺伝だけが理由ではなく、子供が意識的・無意識的に親のまねをしようとして、似ることもあるのだそうです。

(理由1)
「親と同盟を結んでいることを他の家族にアピールするため」
父親または母親とそっくりと言われることで、親と同盟関係になるとの印象操作を行い、家族の中で(特にきょうだい関係において)優位な立場にいようとする動機付けによるものです。

(理由2)
「衝突しながらも、その親が持っている権力を手に入れようとする」ため
対立して嫌っているはずの親に自分を似せようとする場合は、大抵、似せたいと思わせる親が家族の中で絶対的権力を握っていることが多いそうです。そこで、家族の中で自分の地位を上げたいと思っている子供にとって、その親を真似ることで、家族の中での権力を手に入れようと考える、というのです。

こうした親まねの行為は、子供が自覚的なのか、無自覚的なのかを問わず、家庭内で優越的地位を得たいとする動機から、明確な意図をもたずして、身振りや表情を真似るのだそうです。その結果、いつの間にか、顔つきや思考パターンそのものが親そっくりになってしまうということです。

自分自身の過去を振り返ってみるに、結婚してから、妻の方の家庭環境や生活パターンとのギャップにいろいろと戸惑ったり、夫婦ケンカになったりしたときに、「どうして生活のひとつひとつの所作について、こんなに考え方・感じ方が違うんだろう?」と不思議に思ったことがあります。

妻の方の事情は間接的に、妻の口から少しずつ耳にして、合点がいくこともありましたが、自分の家庭環境を振り返ってみるに、対人関係や思考パターン、しぐさや表情、特に喜怒哀楽の出し方については、ほぼ両親の影響を受けていることに、ある時に気がつきました。

『三つ子の魂百まで』

本当にこの言葉は真実を貫いていると思いました。(^^;)

(ちなみに、ちょっと前まで「三つ子」とは、あの「双子」より一人多い方の「三つ子」の類だと思って、意味わかんないなあ~と頭を傾げていた時もありました)(>_<)

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