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「それはできません」を言わないコンサルタントは、「オレンジジュース・テスト」を知っている!

所感
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■ これがコンサルタントの秘密のひとつだと思います!

コンサルタントのつぶやき

私はコンサルタントとして、クライアントからの要求に対し、原則として「それはできません」と決して言わないように心掛けています。それは、変なプライドやお金(契約)欲しさからくる苦し紛れではありません。私は、クライアントの成功のために、全身全霊をかけて、本当の実力の底の底から絞り出すように毎回「提案」を構築します。そして、その「提案」は必ず「前提条件」付きのものとなるのです。

ここに、真っ当な(経営)コンサルタントでありたいならば必読の書があります。

それは34ページに書いてある「オレンジジュース・テスト」

とあるホテルのバンケット(宴会担当者)に、こういう依頼が出されたとします。

「お宅のホテルで、700名が出席する我が社の営業部員年次大会を開催したい。そこで、毎朝の営業部朝食会で我が社の伝統であるオレンジジュースで乾杯の儀式を行いたい。700人全員に絞り立てのオレンジジュースを大きなグラスで用意してもらいたい。ここでいう絞り立てとは、絞ってから2時間以内という意味だよ」

こう依頼された時、バンケットはどう回答すべきなのでしょうか?

回答1:それはできません。

回答2:前日までに絞っておいたジュースではダメでしょうか?

回答3:はい、できます。ただし、1人当たり1000ドルの費用がかかります。

自身も著名なコンサルタントであるワインバーグ氏は、回答3 をすっと出せるコンサルタントだけがコンサルタントの名にふさわしいと。

コンサルタントとして、クライアントのビジネス成功のための狂言回しとしての役を十二分に果たすためには、あらゆる想定、角度からの視座を持ち、常に代替案をもって、クライアントの期待に応えるべし。そう自分に言い聞かせて、日夜努力を怠らないようにしています。

⇒「「それはできません」を言わないコンサルタントは、「オレンジジュース・テスト」を知っている!
⇒「(私の履歴書)重久吉弘(17)目標とする人 2015年2月18日 日経新聞(朝刊)より


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