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「家族」で描くリアリティー  2015年1月7日 日経新聞(夕刊)より

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■ 現代人の心性、小説でどう表現 作家・比較文学者 小野正嗣さん

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「「グローバル時代の文学では『家族』が重要な主題になる」と作家の小野正嗣さんはいう。そこに人間存在のかけがえのなさが浮かび上がるからだ。
小説を書くとき、作中人物の家族や親戚がどういう人で、周りにどんな人がいるのかということを書かずして、人間というものを描くのは難しいと僕は感じている。地縁血縁の関係性から切り離された「抽象的な個人」にはリアリティーがない。たとえ都会に生きる孤独な若者を描くとしても、僕はその出自を書こうとするだろう。
グローバル化の時代というが、世界の大多数の人々はまだまだ前近代的な心性をもって生きている。そして彼らは徹底した合理化と苛烈な競争を強いるグローバル化の潮流に不安を覚えている。」

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「抽象的な個人」にはリアリティーがない。
電脳世界にある Big Data を「人工知能」が漁って、何でも予測してしまう時代。
個人情報だって、あらゆる属性で解析されて、マーケティングや商品開発に活かされています。
そこには、リアリティーのある個人は存在するのでしょうか?
ちょっと週末にでもじっくり考えてみたいと思います。。。( ̄へ ̄|||) ウーム

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