本格的リニューアルのため、表示に不具合がありますが更新中です

米国公認管理会計士(USCMA)戦略計画② Strategic Planning

管理会計_アイキャッチ米国公認管理会計士
この記事は約7分で読めます。

戦略計画プロセス The Strategic Planning Process

前回の続きで、戦略計画プロセスの 外部環境分析(ステップ2)から解説を再開します。

Five steps of the Strategic Planning Process

  1. Defining mission, vision, values, and goals
  2. Analyzing external competitive environment
  3. Analyzing internal operating environment
  4. Formulating and selecting strategies
  5. Developing and implementing the chosen strategies

一応、念のために上表を日本語に抄訳しておきます。

  1. ミッション・ステートメントの作成
  2. 外部環境分析
  3. 内部環境分析
  4. 戦略の選択
  5. 戦略の実行

Analyzing the External Environment

外部環境の分析 とは、企業が強みをさらに活かせるようにテコとして活用可能な opportunity 機会 と、立ち向かうべき threats 脅威 が何であるかを明らかにすることです。

分析対象の分類方法が2つ、テキストに掲載されているので、淡々と要点を下記にまとめます。

  • Industry: 業界
  • Country, national environment and international environment: 国内・国際政治環境
  • Macroenvironment: マクロ経済環境
    • Economic growth: 経済成長率
    • Interest rate: 金利
    • Currency exchange rate: 外国為替
    • Inflation / deflation: 物価変動

もうひとつは、M.ポーター教授の five forces です。

  1. The risk of entry by potential competitors: 新規参入
  2. The intensity of rivalry among established companies within an industry: 競合他社
  3. The bargaining power of buyers: 買い手
  4. The bargaining power of suppliers: 供給業者
  5. The closeness of substitutes to an industry’s products: 代替品

Analyzing the Internal Environment

内部環境の分析とは、企業の持つ strengths 強みと、weaknesses 弱みlimitation 限界を明らかにして、competitive advantage 競争優位 をもたらす distinctive competencies を見出すことです。

ちなみに、あくまで受験用知識ですが、competencies は、resourcescapability から構成されます(ここはひたすら用語とその関連性の理解に努めます)。

企業に持続的な競争優位をもたらしてくれるものは、企業にとって、高い profitability 収益性 と profit growth 利益成長 を与えてくれるものであり、ポーター教授に倣って、ここではつぎの3つ(+1)のポジションを取ることで実現されます。

  1. differentiation advantage 差別化
  2. cost advantage コストリーダーシップ
  3. best cost strategy 差別化とコストリーダーシップの両立(値頃感のある商品の提供)
  4. focus 集中(ニッチやセグメントで存在感を示す)

ありがたいことに、お題目だけなく、どうしたら distinctive competencies が得られるかの方法も説明されていたので、ここは厳かに拝聴(拝読)しておきます。

Four generic distinctive competencies

  1. Efficiency 効率性
  2. Superior quality 高品質
  3. Innovation イノベーション
  4. Superior customer responsiveness 顧客対応

Formulating Strategies (SWOT Analysis)

我々は既に、SWOT分析(分析する行為だけ)で戦略を決めることはできないを知っていますが、テキストにはこう書いてあるので、そのまま説明を飲み込みます。改めて、SWOTの4要素を書きだしておきます。

  • Strengths 強み
  • Weaknesses 弱み
  • Opportunities 機会
  • Threats 脅威

そして、ありがたいことに、テキストは戦略形成を企業活動の中で層別化してくれていますので、素直に箇条書きで再整理しておきます。

下から順に、機能別戦略事業戦略グローバル戦略コーポレート戦略の4つです。

Strategic alternatives

  1. Functional-level Strategy
    • value chain (Manufacturing, R&D, Sales etc.)
    • 上記、Four generic distinctive competencies を実現する戦略活動
  2. Business-level Strategy
    • 上記、competitive advantage 競争優位 をもたらす4つのポジショニング
  3. Global Strategy
    • International: 本国の競争優位をテコに世界展開
    • Multinational: 分散型、現地化
    • Global: 中央集権化
    • Transnational: 相互依存、専門化
  4. Corporate-level Strategy
    • 内部
      • 垂直統合 vertical integration
      • 水平統合 horizontal integration
    • 外部
      • アライアンス strategic alliances
      • アウトソーシング strategic outsourcing
    • 多角化 diversification
      • 関連多角化 related
      • 無関連多角化 unrelated

Developing & Implementing the Chosen Strategies

往々にして、ステップの最後は尻切れトンボのことが多いです。

戦略の実行は、組織デザイン organization design を意味すると受験用に丸暗記で、はい、お終い!

組織デザインは次の3要素なり。

  • Organization structure
  • Control systems
  • Organization culture

ここは、Part1 Section B での出題より、Control systems と Organization culture については、内部統制の問題での出題の方がメジャーになります。

まあ、実務でも、組織図のハコをいろいろといじくって、戦略実行をやった感で満足している senior management が多いように見受けられますが、それはまた別のお話。

次回、その他の計画ツールのご紹介と、これまでのテキスト解説を経営戦略論的な視座からの整理したものをご説明したいと思います。

今更ですが、下記に、ポーター教授の著書をご紹介しておきますね。著書を読むと、世の中の理解との違いがあることに気づくことでしょう。興味があればクリックしてみてください。^^)

コメント