■ 主導権を握ることの有利さとは?
Circumstances – what are circumstances? I make circumstances.
状況? 何が状況だ。俺が状況を作るのだ。
ダヴィッド『ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト』
(フランス帝国皇帝 / 1769~1821)
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これもとてもシンプルな成功の方程式の一つと言えます。
つまり、
自分が勝てる勝負しかしかけない。
自分が得意な領域で勝負する。
自分の土俵に相手を持ち込む。
TPO、すべて、自分の有利な条件をそろえる。
これらは、主導権を自分の手に握って、事の推移を自分の利になるように運ぶように工夫することを表しています。いわゆる、勝利の方程式というか、勝ちパターンというか、孫子の兵法にも通じるものがあります。
“善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり”
⇒「孫子 第4章 形篇 15 勝兵は先ず勝ちて而(しか)る後に戦う」
強いて私が付け加えるなら、状況は作為的に、自分に有利なように変化するように工夫するのですが、その状況の動かし方の目の付け所というものがあると考えています、状況は、ぐいぐいと強引に他人を自分の思い通りに動かすことで作り出せるのではなくて、相手が本当にそうしたいと思わせる魅力ある選択肢をどうやって見せることができるか、これに尽きると考えています。
手練手管で、どうやって他人の心情を支配して、思い通りに動かすことができるか、に終始していては、必ず自分より二枚も三枚の上手の誰かに、同じことをされて、思わぬところで足をすくわれることでしょう。
周囲の人間が思わず、賛成・賛同・支援したくなる、そういう意見を立案する。これが、主導権を握る最後の秘訣、そう信じるものであります!(^^;)
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