本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(51)トラブルに巻き込まれないということ 残念ながら、私たちの人生は、こちらが歓迎の宴の準備を怠っていたとしても、トラブルは向こうの方から喜んでやってくるようです。そして、トラブルの中には、どうあがいても、避けようのないものが含まれています。 本レビュー
名言・格言 マルクス・アウレリウス・アントニヌス(3)心には表裏があり、平静でいることもできていない もうお前は死んでしまうだろう。それなのに、心には表裏があり、平静でいることもできていない。外から害されるのではないかという疑いは去らず、すべての人に対して親切にもなれない。思慮あることは正しい行いをすることであるとも考えていない。 名言・格言
名言・格言 マルクス・アウレリウス・アントニヌス(2)お前の内を掘れ。掘り続ければ、善の泉がある。 マルクス・アウレリウス・アントニウスは、ストア派の哲学者です。高校世界史のレベルでは、禁欲主義的なストア派と、快楽主義的なエピクロス派は対立概念のように教えやすく教えられ、受験用に簡単にステレオタイプのまま暗記されていきます。 名言・格言
名言・格言 マルクス・アウレリウス・アントニヌス(1)失うことを恐れないように かの偉大なローマ皇帝の名前は、高校で世界史を学び始めれば、2ヵ月にして、このカタカナ名の長さに辟易するきっかけになる代表的なもののひとつという意味でも有名です。私のアウレリウス体験は、大人になって、塩野七生「ローマ人の物語」で再発見することになったことです 名言・格言
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(50)三の法則 - 思考の手綱をゆるめてみる(その4) 批判的精神を養うシリーズの最終回となります。今回は、「5. 情緒的不調和の原因を探る」を取り上げます。今回は、左脳よりも右脳も使って問題を解決しようというものです。頭でっかちの人は、ついつい見聞きする情報をロジックだけで解析しようとするものですが、人間相手の場合、時には「感情」が頭をもたげてくることもあるのです。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(49)三の法則 - 思考の手綱をゆるめてみる(その3) 今回は、自分の内面深くに思索をめぐらすというより、他人からのメッセージを批判的精神で検証し、裏に潜む意図を十分に理解し、表層に現れている問題の真因を探り当てるというものです。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(48)三の法則 - 思考の手綱をゆるめてみる(その2) 人はなかなか自説を曲げるのは難しくもあり、自説が本当に確かなのかを日々検証をすることも億劫になりがちです。ワインバーグ氏は、「思考の手綱をゆるめる」という表現でこの難題について、いくつかの方法論を示してくれています。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(47)三の法則 - 思考の手綱をゆるめてみる(その1) 人は誰しも利口でありたい、成功したい、いつも正当でありたい、と願うものです。その願いが強ければ強いほど、自分の思考過程に何かが欠落していることに気づくのが格別に困難になるものです。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(46)ワインバーグの行きすぎの法則 ワインバーグ氏が「システム思考」を大学でおそらく非常勤講師として教えていた時、彼をして、大学教授になるのをあきらめさせた逸話が今回のテーマの下敷きになっています。それは、自分の思考のキレの限界を見極める話でもあります。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(45)そこに無いものを見る方法③ - 洗濯物リストを使う 皆さんも各自のお仕事において、チェックリストをあらかじめ用意しておいて、検証したい項目群の抜け漏れや冗長性を確認することも多いことと思います。ここでは、チェックリストと洗濯物リストのちょっとした視点の違いに触れつつ、仕事のレビューの仕方について考えてみたいと思います。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(44)そこに無いものを見る方法② - 他の人を利用する 自分をあまり頼りにせず、自分の欠点を補うために、他人の協力を仰ぐことは、個人のプライドや意地以外に、結果を重んじるのなら、とても賢いやり方だと思います。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」と言いますし。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(43)そこに無いものを見る方法① 自分の限界に注意を払う ワインバーグ氏によると、コンサルタントとしては、自力で課題を発見することができるセンスが必要なのだそうです。これまで気づかなった課題を見つけ出すことを、「そこに無いものを見る方法」として、3つの術(すべ)があると解説しています。① 自分の限界に注意を払う ② 他の人を利用する ③ 洗濯物リストを使う 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(42)問題解決の問題を解決する方法③ 助力への要請の欠如 問題解決をどうやって成功に結び付けるか。さも、問題がそこに実存し、クライアントも問題解決を望んでいる前提でこれまでお話してきました。最初に大切なことを忘れてはいけません。それは、本当にクランアントがその問題解決を望んでいるかということです。 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(41)問題解決の問題を解決する方法② - 歴史の欠如 問題の分布そのものに目を向けるもの大切なことですが、さらにその分布が持っている歴史にも目を向けてみましょう。現在の問題の分布の様(さま)は、時間軸の経過とともに今の形と分布を形作っていると思われます。 本レビュー
所感 言葉を大切にするコンサルティング(1)用語を適切に使い分ける 類語の使い分けに敏感になろう コンサルティングの仕事は、クライアントとコンサルタントの対話から始まり、対話で終わると考えています。対話はいろんなツールを用いて行われますが、言葉(自然言語)を用いたコミュニケーションがその多くを占めているでしょう。それは、書き言葉と話し言葉を問わず、です。 所感
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(40)問題解決の問題を解決する方法① - 解決方法の欠如 このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。 G.W.ワインバーグ氏の公式ホームペ... 本レビュー
名言・格言 老子(1)学を絶てば憂い無し - そんなにつらいんだったらやめていいんだよ 学を絶てば憂い無し 老子(中国の思想家/生没年不詳) 老子(ろうし)は、中国春秋時代における思想家・哲学者です。この時代の思想家は諸子百家と呼ばれ、そのうちの道家は老子の思想を基礎とするものです。また、後に生まれた道教は彼を始祖に置いていま... 名言・格言
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(39)平準化の法則 - たった一つの支配的課題だけを抱えない このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。 G.W.ワインバーグ氏の公式ホームペ... 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(38)そこにはないものを見る方法 - 問題に意識を向けすぎない このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。 G.W.ワインバーグ氏の公式ホームペ... 本レビュー
本レビュー コンサルタントの秘密 – 技術アドバイスの人間学(37)五分間の法則 - 依頼主は自分たちの問題を最初から知っている このシリーズは、G.W.ワインバーグ著『コンサルタントの秘密 - 技術アドバイスの人間学』の中から、著者が実地で参考にしている法則・金言・原理を、私のつまらないコメントや経験談と共にご紹介するものです。 G.W.ワインバーグ氏の公式ホームペ... 本レビュー
所感 ビジネスパーソンの最後の武器はいったい何になるか? ■ AIの脅威にどうやって対応するか? 仕事をしていて、はっと気づいたり、深く感銘をうけたり、気づきがふっと湧いて出ることがあります。今、仕事でかなりてんぱっているので、そもそも平常心でないからかもしれませんが、最後の最後のビジネスパーソン... 所感
名言・格言 ユリウス・カエサル(2)学習より創造である。創造こそ生の本質なのだ。 ■ あなたはどれだけ努力してインプットを増やしていますか。そしてどうやってアウトプットしていますか? It is better to create than to learn! Creating is the essence of life... 名言・格言
所感 「万人の万人に対する闘争」 -トマス・ホッブズ ■ 戦いがもたらす緊張感にお疲れのあなたへ 清教徒革命の際に、「リバイアサン」を著述したトマス・ホッブズ。その著書の中で、「人間の自然状態は、決定的な能力差の無い個人同士が互いに自然権を行使し合った結果としての万人の万人に対する闘争である」... 所感
名言・格言 ユリウス・カエサル(1)人は喜んで自己の望むものを信じるものだ。 ■ あなたの目に映るものは本当に真実なのでしょうか? Men willingly believe what they wish. 人は喜んで自己の望むものを信じるものだ。 (共和政ローマ期の政治家、軍人/ B.C.100~B.C.44) -... 名言・格言
所感 人間は追いつめられた時に真価が問われる ■ あなたの真価はどれくらいか 冒頭から標題を否定するのもなんですが、追いつめられる状況に陥ること自体、あなたの真価はそれほど高いものではないことが分かります。人間の価値が高い人(何をもって高いかはここでは別議論として脇に置いておきます)な... 所感
名言・格言 ゲーテ(5)光が多いところでは、影も強くなる。 ■ 強さや清さが強すぎると弱く濁ってしまう There is strong shadow where there is much light. 光が多いところでは、影も強くなる。 (ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家 ... 名言・格言
名言・格言 パール・バック(1)私は気持ちが乗ってくるのを待ったりはしない。そんなことをしていては、あなたは何も成し遂げられない。 ■ 行動がひらめきをもたらしてくれる I don’t wait for moods. You accomplish nothing if you do that. Your mind must know it has got to get ... 名言・格言
所感 勝つための交渉とは? - 「勝敗」を気にしている段階で負け ■ 交渉は本当に勝つか負けるかなのか? 交渉事を取り上げる書籍やセミナーでは、「交渉に勝つためにはどうしたらよいか?」とか、「お互いの妥協点を見つけて合意できるところを探すのが最良である」とか、いろいろな教えが言われています。本当にそうでし... 所感
名言・格言 ガンジー(21)臆病な者は愛を表明することができない。愛を表明するとは勇敢さの現れである。 ■ 勇気をもって感情を表す A coward is incapable of exhibiting love; it is the prerogative of the brave. 臆病な者は愛を表明することができない。愛を表明するとは勇... 名言・格言
名言・格言 ガンジー(20)私には人に命を捧げる覚悟がある。しかし、人の命を奪う覚悟をさせる大義はどこにもない。 ■ 自分の命を何にかけることができるのか? I am prepared to die, but there is no cause for which I am prepared to kill. 私には人に命を捧げる覚悟がある。しかし、人... 名言・格言